Good Boy Jab「上海」リリース

Good Boy Jabの2ndアルバム「上海」は、本当は先月からダウンロード可能だったんですが、CDが買えるようになったのでこの時点でちょっと宣伝を兼ねて全曲解説を。
CDはNAKAMA懇親の16ページブックレットをお楽しみいただけます。
夏にピッタリ
コンセプトアルバムに挑戦した
相変わらず短くてサクッと聴ける
曲順でメチャメチャ悩んだけど凄く良い曲順にできた

という状況です。

​それではお待ちかね、全曲解説です。

  • 1.上海
    クソトビー修によるインスト曲。の予定だったんですが、ちょっと台詞も入りました。熊猫、コロバ・ミルク・バー、MONGHANGを渡り歩いてきた私は、この手のアジアアレンジがとても得意だ。
  • 2.テクノブレイクダンス
    サンダーボルトのリアルな痛みを歌った定番ナンバーです。彼はいつもEDについて熱唱します。ライブではいつもアンコール前のラスト曲として演奏することが多いので、この位置に持ってくるのは勇気が要ったんですが、置いてみたらここしか無いでしょっていう存在感。
  • 3.桜庭雄大
    毎度おなじみ、JACKによるハードコア曲です。実在の人物ですか?という質問をよくいただくんですが、元はモテそうな曲を作ろうということで「さくら」という曲名なら売れるとか、「オイ!」って言えた方が万が一フェスに出れた時にキャッチーだとか、そういう気持ちで作ったのに、いつの間にかこうなりました。
  • 4.木枯らし4号
    先行して出したデモCDでGood Boy Jab最大の人気曲になりました。サンダーボルトがコード持ってきて、クソトビー修がAメロ作って、JACKがそれをまとめるような作業をしたという、割とバンド全員の持ち味が生きた曲になったかなと。
    JACKは、Aメロ以降の展開を作る際、Bメロとサビが分離した構成だと全く似合わないので、自然と終始するかたちを作るのに結構苦戦したと言ってます。
  • 5.カンフーパンチ
    Summer Vacation is My Nameの歌詞を引用しています。バンドで適当に演奏してたときに産まれた曲。サンダーボルトがオカマ風にシャウトしてる「農協牛乳」というフレーズは、本人も分かってないようですがPrinceの「BAT DANCE」から引用してます。
  • 6.陰毛オンザウォーター
    解説は特に要らないかと思いますが、このリフは全員半音ずつずれてます。
  • 7.SEX
    JACKが非常に作詞に満足していると何度も言ってるんですがイマイチ伝わってません。SEXというのは下ネタでも何でもない、中学生がテンション上がるための記号です。性交をイメージしてる人はエロいとしか言いようがない。いやらしいです。
    JACKが歌っているSEXは、よく甲州街道とか走ってると壁にスプレーで書いてあった謎の記号です。言うとテンション上がるもので、語尾につけると最高にイカしたフレーズになるマジックワードです。
  • 8.アーバン口マン
    ドラムの脱臼バカドラゴンが初めて作詞とリードボーカルを行った曲。横浜というアーバンな街で生まれ育った脱臼バカドラゴンの切ない感情が、このピッチのズレにつながっています。本当は作曲者であるNAKAMAのラップパートもあったのですが、なんかカッコイイラップしようとしやがったのでボツにしてやりました。
  • 9.日替わり定食
    前半と後半を分けるベルリンの壁。
  • 10.HOT PIE
    本来1曲目にするつもりで作られた曲で、Good Boy Jabのほとんどのライブで1曲目に演奏されているため、曲順決めるのに苦戦した最大の原因になりました。
  • 11.桃白白
    良いギターを買い、木枯らし4号という良い曲を作った事で完全にスランプに陥ったクソトビーの復活作でした。アルバムのコンセプトが定まった後に作曲されたので、割とその時点で大幅に歌詞を変えてもらったところで苦戦しました。もちろん、理解に苦しむこの楽曲の終わり方も、クソトビーによる指示です。
  • 12.メテオ九龍
    解説は特に要らないかと思いますが、NAKAMAが手を上げた時に音を出して、下げた時に音を止めてます。
  • 13.Summer Vacation is My Name
    割と最初はメチャメチャな曲だったんですが、「学園天国」から大きな影響を受けた歌詞を乗せたあたりで楽曲にまとまりが出てきて、バンドの代表作と言えるような作品になってきました。私個人的にはGood Boy Jabの曲で一番気に入ってます。
  • 14.カニのうた
    コンセプトアルバムって1曲目のリアレンジがラストに入ってたりするよねーということで、「1.上海」を逆再生したものにいろいろ付け足して楽曲化したものです。

以上、14曲もありますけどすぐ終わりますので、是非聴いてみてください。