MC Bunnyのレコーディング

中学時代に初めて組んだバンドはガンズのコピーバンドだったんだけど、そのメンバーのうち俺含む3人はずっと親友付き合いをしていて、何度かバンド組んだり解散したりもした事があった。経済力にも余裕ができてきた40歳過ぎになってそれを形にしたのがMC Bunnyで、そんなバンドの初にして多分最後のレコーディング。

今回は収録曲がGood Boy Jabの時と比べて半分（6曲）しかなかったのもあって、じっくりレコーディングした気分。本当はそれでもRecペースはかなり早いんだけど。
レコーディングをしていると、たまに地獄みたいなドツボにはまる時もあれば、奇跡みたいなテイクが録れることもあって、今回はどっちもあったんだけど完全に実力以上のテイクが録れた。本当にみんな素晴らしかった。
Good Boy Jabと違って、メンバーが「レコーディング」というそれっぽい環境や前橋までの旅行気分が相まって、とにかく全員口数が多かった。全員が躁状態で録音してたので、エモ系の曲は本当に素晴らしいテイクが録れた。

MC Bunnyは、ライブ見てくれた人はわかると思うんだけど、意外にも14fourteen以来俺が女性ボーカルのバンドでリーダーやるのは20年ぶりぐらいになるので、20年ぶりにugazin節の女性ボーカル曲としてティピカルな曲を並べた感じ。これぞugazin節と言えるような要素を随所に散りばめていて、久しぶりにギターの録音物がリリースできると思うと、ちょっと興奮する。

初日のテイクの速さが功を奏して早い時間に居酒屋に行った時のハイボールがこの世のものとは思えないぐらい美味かったし、その時に吸ったタバコの美味さも神がかってた。

帰りに石渡が「中野からなら一本で帰れます」っていうので中野に送ってったら「腹減りません？テッパン（東中野の大盛軒）行きません？」と言い出すので、行った。石渡と大盛軒来たのはいつぶりだろうか。

本日の一曲

デブパレード／タチアガレ

こういうイントロとアウトロはある時期以降、泣かせたいと思った曲のほとんどに採用されてるugazinテンプレートなんだけど、今度のMC Bunnyのアルバムにもこのテンプレートはある1曲で使われてます。去年ライブやった時に対バンした江川がその曲を聞いて「ugazin節だねー」と言ってた。さすが俺のほぼ全ての歴史を知る男だなーと思った。