サウンド寄りはやや自覚あるが、歌詞寄りは無自覚

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音楽好きな人はほとんど歌詞なんか聞いてない一方、音楽たいして好きじゃない人はほとんど歌詞しか聞いてない問題、ちゃんと考えていきたい

これ、非常に興味深いテーマだったので、いろいろ書いてたらメチャ長くなったのでこちらに書きます。

僕は5年ぐらい前からヒットチャートを狙うような事を一切していないんですが、その大きな理由のひとつが「マーケットの大多数が歌詞重視だ」という事に気付いたからです。

 

音楽が好きかそうでもないかというより、「サウンド寄りか歌詞寄りか」に分類してみましょう。
恐らく演奏家のほとんどがそうじゃないかと思いますが、僕も明らかにサウンド寄りの嗜好を持っています。そうすると、さすがに僕が歌詞を全く聴いてないなんて言われると「そんなことない!」と言いたくなります。
歌詞が大好きな曲はいくらでもある。
そういう、程度の問題を度外視してどちらが主体でどちらが付加価値なのかを考えます。

 

楽曲を好きになったきっかけだけをピックアップしてみましょう。

そうすると、僕自身は歌詞が良いという理由で食いついた楽曲が極端に少ない事に気づきます。「お、これ誰だ?すげーいいじゃん」と思ったような曲は、ほとんどサウンドがひっかかって気に入り、やがて大好きな楽曲になったころに歌詞が染み渡ってきて、なんて楽曲にマッチした、良い歌詞なんだーとなるわけです。これは明らかに歌詞が付加価値になってますね。

僕はサウンド寄りの趣向を持っている事が自覚できました。

 

これに対して、カラオケが大好きだけど、オリジナル曲作るとか楽器弾くという行為とは無縁な、一般ユーザー層にとって歌詞とサウンドというのはこういう関係ではありません。

CMでサビが流れた時に歌詞が最初に聴こえてるようです。

そして、ここから重要。

 

ここに分類される皆さんは、音楽そんなに好きじゃないとか、歌詞寄りと分類されても釈然としません。歌詞が最初に聴こえてるとか言われても、そんなことないと。

歌詞寄りの方は「歌詞が最高!」と思って音楽を聴いてはいない場合が多いんです。言葉というのはそうそう批評的に観察するものではないし、サウンドに乗っかってるので、どこからどこまでが歌詞の魅力なのか、非常に分かりづらいです。

普通は「歌が良いよね」という認識で聴くことになります。

そこを分析して「この曲の魅力の何%は歌詞だな」とか考える人は、結構音楽が好きです。そういう事を考えるぐらい音楽が好きな人はサウンド寄りの方が多いと思います。

そして、そうじゃない人達はそんな分析しないので、自分が歌詞寄りだという自覚は無いのです。

そして、日本のマーケットの大多数がこちらに属します。あなたもあなたもこちら派です。だから好きなドラマーや好きなサウンドプロデューサーが存在しないのです。

具体例を挙げると、ミスチルを10年以上好きで、アルバム全部持ってて、かつ最近の曲も最高!という方はこちらに分類されます。ミスチルはサウンドも非常に良いので自覚しづらいと思いますが、ほぼ間違いないと思います。釈然としないでしょうけど。そんなことない。ジェンのドラムも好き!分かります!僕も好きです!でも歌詞寄りです。間違いありません。

「何で売れてるのか分からないアーティスト」「何で売れないのか分からないアーティスト」の正体がここに隠れてると思うんですよね。

 

ただ、ここで難しいのが「じゃあ歌詞が良ければ売れるんですか」「良い歌詞ってどういうやつですか」っていうところなんですが、それ説明してると長くなるし、まず眠いのでそろそろ寝ますね。おやすみなさい!

ちなみに、みんなが大好きな歌詞寄りバンド・Good Boy Jabは4月22日に池袋マンホールで、NO RETURNさんと共同企画やりますー。

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