ポテトフライに対する冷静な見解

最近、飲み会の場でポテトフライを注文してくれた方に対して、(半分冗談ですよ!)ケチョンケチョンに貶すようなトークを複数回したのですが、自分の温度感の調節が上手くいかず、スベッてしまいました。泣きそうです。
これについて猛省した上で、冷静に自分のポテトフライに対する気持ちを整理し、それを的確に伝えるということをしたくなりました。

まず、僕はポテトフライが好きでも嫌いでもありません。あれば食べるかもしれないし食べないかもしれない程度で、ポテトフライに恨みも何もありません。
逆に言えば、酒の席で目の前に置かれて僕が食べないかもしれないメニューというのはかなり少なく、酒の肴としては最下位に近い存在ではあります。ただ、これは例えば僕が厚焼き卵を注文してもかつとじを注文しても大漁盛りを注文しても、それらが誰かにとっては魅力的ではないメニューである可能性は充分にあるわけです。そんなことは分かっています。僕だって大人です。僕だけがマイランキング最下位食品に文句をつけていいかといえば、それは明確にNOだと思いますし、そもそも僕はポテトフライがそんなに嫌いではありません。僕は食べ物の好き嫌いがほとんどなく、めんどくさくないタイプの人間なのです。

では何故僕がポテトフライをケチョンケチョンに貶す必要があったのか。
それは、ポテトフライ注文者が、ポテトフライの人気を過大評価しているからだということに気づきました。
真摯に内省した結果、今気づきました。これは大発見です。
ポテトフライ注文者は、ポテトフライの人気を過大評価しているのです。

ポテトフライを注文する人が「ごめんねーあたし好きなのよー」「あのさー、、ポテトフライ注文してもいい?」というテンションで注文したならば、僕は「いやいいよいいよwww好きなの頼もうぜ!」と言うでしょう。
しかし、ポテトフライはそんなテンションで注文されてはいません。「お前ら、どうせポテトフライ食いたいんだろ!?」「ま、とりあえずポテトだよね?そうでしょ?人類共通だよね?」「うがちゃんデブだから油で揚げてある食いもん好きでしょ?」こういうテンションで注文されるのです。

待てと。

これはある程度豪語しても良いと思っているのですが、ポテトフライは国民全員に愛されるようなポジションには辿り着いていないです。むしろ「酒には合わないよね」「ハンバーガーのおまけとして惰性で食べるけどね」「要らないなーと思って残しちゃう食品No. 1だよね」ぐらいに思ってる方が、僕だけではなく、それなりの割合でいるように見えるんですよね。実際この手の意見は何度か聞いたことあります。

別に愛されてない食いもんを注文するなと言いたいのではないんです。
この程度のランキングの食いもんを取り上げて「ポテトフライ嫌いなやついる?いねぇよなぁ!?」みたいなテンションで注文される事に違和感を強く持っているというのが、僕のポテトフライに対する温度感のようです。

ポテトフライを過大評価する皆さんのおかげで、素晴らしく冷静な分析ができたと思います。私は誰も傷つけることなく真実に近づきたいです。