10Xに入社して1年経ったので、入社エントリーのようなものを書きます

こんにちは。夜はDTMミュージシャン、昼はCSサラリーマン、もっと昼はカレー大好きのugazinです。
この記事は10X アドベントカレンダー9日目ぐらいの記事です。


お昼に働いてる10Xという会社は、ネットスーパーの事業をやってるんですが、思い起こすと10Xのお取引先が最寄りになったことが一度もなく、サ○ット、オ○ゼキ、い○げや、マ○エツを愛用してきました。スーパーに行くと自動的に食べた事ないチョコレートを買っちゃう機能が実装されているので、太ります。

はじめに

さて、10Xに入社して、早くも1年が経ちました。この1年間、あんまり「うえーい!10Xサイコーウ!」みたいなアウトプットをしていなかったし、このリモート時代にあってCS系のイベント登壇なども少なくなっていて「あーなんかあの人ペパボの時は元気だったよね」とか「最近やたら音楽やってるよね」みたいに思われているかもと推察いたしますが、
実はCSとして働いた史上でもトップレベルにワークしてる実感があったりします。

なので、この1年を振り返ろうかなと思ったのですが、入社理由をそもそもネット上であんまりアウトプットしてなかったし、ここが一番よく聞かれる・よく説明してる事なので、入社して1年も経ってようやく入社エントリーのようなものを書こうと思います。ダラダラ書きますんで時間ある人だけ読んでくださいね。

10Xに入社した理由

ちょうど一年ほど前に、期せずして突然始まってしまった転職活動だったのですが、複数のスタートアップから魅力的なオファーをいただき、どこに行くかはかなり悩みました。最終的には一本の判断軸を持った方が良いと思うに至り、そこで判断軸として事業が成長すると信じられる会社にしようと決めました。

そう決めた理由は以下の2点が挙げられると思います。

チマチマ出世を目指すより、企業成長に寄与したい

多くのサラリーマンが躍起になっている「どうやったら部長になれますか!?」みたいな出世レースについて。
僕もサラリーマンやってる以上、そういうレースに参加する選手なんだと思って前向きに取り組んでいたんですが、前職での経験から若干興味を失ってました。

全く本質的な価値を伴わない上司攻略みたいなものにどうしても興味が深く持てず、自分はこういうレースには向いていないんだろうなと感じました。同時に、例えば昇進をしたとしてもどうせ給料なんて100万とかもうちょいぐらいしか上がらないわけです。そんなの課税されて月で割って自分の可処分金額になおすと、誤差みたいな金額にしかなりません。

そんな事より、会社がより良くなるために自分ができることを探して、会社を事業を少しでも良い感じにすれば、評価制度をムキになってハックしなくてもストックオプションが巨額になるという、もうちょっと大きな方程式に夢を持った方が自分には合ってるかなと思いました。
まあ役職上がった方がストックオプションも額が上がるわけだし、実際僕10Xでも昇進のような事にはなってる上に、結局あらゆる事情により今は上を狙ってるのでアレなんですけどね。

WhatやHowやWhoよりも、Where

そもそも、ちょっと前までただのミュージシャン崩れだった僕が今サラリーマンとして平均以上の生活ができている理由は、僕が優秀だからとか人一倍頑張ったからだとは全く思っていません。ただITという好調な業界、GMOペパボという素晴らしい会社に身を置いていたという「戦場に恵まれた」ことが要因の大半を占めていると思っています。戦場に恵まれたからこそ、自分にあったスキルを身につけ、良い仲間と楽しい時間を過ごし、かつ年々と収入を増やしていくことができたんだと思っています。

そもそも、僕が担ってるCSというセクションは、負け馬を勝たせるような事はできないと思っています。
負け馬の上でCSをやるなんて、3ヶ月ごとにコストカットの目標を持たされたり、本当は効率化できない事を目標においてあたかも効率化できたように見せるよう努力したり、外部環境に自分の評価が大きく左右されたりと、想像するに自分の適正が発揮できるとは到底思えません。

CSの立ち位置は、勝ち馬を、より早く、よりカッコよく、より人気のある馬にするみたいな事だと自分の考え方を整理させました。そこを判断軸にしたのなら、乗りこなすのが難しいとか馬具が揃ってないとかそういうのは「自分が努力して乗りこなす」という責任を負うことにして、勝ち馬であり続けられる会社を選択することが重要だと考えました。

判断軸をそんな理由で決めて、改めてオファーいただいた会社のサービスを横並びにした時に、10XのStailerという事業が最も優位性があると思いました。
スーパーマーケットの現状EC化率と、日本の平均年齢をファクトとして見た時に、10Xが最低限しか頑張れないような未来が仮に来たとしても事業が最低限成長できる市場なんじゃないかなと。そういう環境こそ自分の適正が活かせるんじゃないかと考えたのです。

10Xに入ってみて

さて入社エントリーに「今のところすごく良いです!」的な事も最後に付け加えると思うんですが、もう1年経っちゃってるので、そこにも一定のボリューム割こうかなと思います。

適切なチーム組成ができたと思う

振り返ると今年何に取り組んでたかというと組織作りだったと思います。これについては「さすが俺」と言えるような適切なバランスが取れたと満足してたりします。

入社した時点で、濱坂さん(社内で僕だけがハマーンと呼んでます)という、ドメイン知識やプロダクトの歴史に長けた初期メンと2人チームになったわけですが、そこからチームビジョンは二転三転しました。toCのサポート、toBのサポートが求められる割に、その問い合わせ数は少なく難易度は高いという状況だったんですが、これは適切な組織体制をイメージするのが結構難しかったです。

toCとtoBで僕とハマーンが手分けをするところから始まり、個別チームに分ける案が持ち上がり、やっぱりガッちゃんこしようと提案するに至りました。途中、イケイケの採用活動をしている10X社内からは「もっとガツガツ採ってもいいんじゃない?」的な意見もいただいていたんですが、適切なベンダー委託とそのマネジメント、適切な人数、適切な人物像をイメージしていき、社内の必要最低人数を3〜4名と定義して、それを上回る業務量は型化してベンダーに委託する方針を固めました。
そして今年、おがちゃんとおかえりという考えうる最高の人員を自分でリファラルすることで、想定していた社内人員を組成させることができました。

そんな最中、期せずしてハマーンが異動になりました。CSにおいてサービスの歴史に詳しいメンバーが抜けるというのは超痛手でして、今年やってきた組織作りが順調に進捗していなかったらと思うとゾッとします。この時までに、ベンダーマネジメントが確立でき、おがちゃんのオンボーディングが完了していたからこそ、求められる知識領域やタスクが分散できていて、それでこそ快く送り出せたわけです。なにげにナイスプレーであり、半年でこのレベルのメンツを集められるの俺しかいねんじゃね?とちょっとだけ思ってます。

格闘してた部分

この1年を振り返ると、持ち前のスキルや適正を活かしてイイ感じに進めた思い出ばかりではありません。
僕の最大の持ち味である「toCサポートにおける大人数ピープルマネジメント」というのが発揮される環境はなく、非常に難易度の高いドメイン知識を蓄るという長年サボっていたプレイヤー筋力を取り戻す必要に迫られました。
また10Xのメンバーは意外といわゆるweb企業然としたバックボーンではなく、出自がカラフルだったりします。以前記事にも書きましたが、web企業外においてCSのポジションというのはそれほど理解されていませんので、説明に一定の労力を必要とされるシーンは少なくありませんでした。
また、toCサポートばかりやってきた私はクライアント様との接触はほぼ経験してきておらず、異業界の大先輩にあたる方々とのコミュニケーションを複数経験する中で、いかに僕が同質的な仲間とのコミュニケーションに慣れきっていたのかを思い知ることになりました。

既述した通り、乗りこなすのが難しい馬を乗りこなす努力をしてきた部分がだいたいこの辺になります。

さいごに

さて、僕にとってはアジャストに苦労しているという、この「出自がカラフル」であるという点なんですが、営業(セールス、Biz)職が特にそうだと思っていて、コンサル、商社、web企業、料理人まで、嘘かと思うぐらいカラフルです。
非常に優秀な人が揃っていて、成長できる環境なんじゃないかと思いますんで、興味持ってくださった方は是非採用ページを眺めてみてください。

https://open.talentio.com/r/1/c/10x/pages/71907